グルテンが引き起こすとされる不定愁訴
グルテンフリーとは元々、小麦製品に含まれるグルテンに反応してしまう「セリアック病」の方が、グルテンを避けるための食事法です。
しかしセリアック病でなくても、グルテンが体に合わない方は潜在的に実は多いのではという見方もあります。それは「リーキーガット症候群」として近年知られ始めました。
リーキーガット症候群は厳密には病気ではないのですが、腸壁が傷付いて毒素が漏れてしまう状態を指します。それによって全身に毒素が回り、色々な不定愁訴の原因になると考えられているのです。
例えば慢性的な便秘や下痢、肌荒れ、倦怠感など、なんとなく不調が続くといった状態。これらも実はリーキーガットに起因しているという考えが、世界的に広まってきているのです。
因果関係はまだ未解明のことも多いですが、グルテンの摂り過ぎもこのリーキーガットに影響を与えるとされています。
グルテンフリーの食べ物って?
グルテンフリーは簡単に言えば、小麦製品を避けること。
- お米
- そば
- 豆類
- イモ類
- こんにゃく
- とうふ
これらは全てグルテンフリーです。ご飯はもちろん、そばは身近なグルテンフリー食ですね。
そして最近では豆やイモ、こんにゃく、豆腐などからできた麺類を見かけることも多くなりました。ただ市販品に関しては、例えば「こんにゃく麺」などと書いてあっても一部小麦が使われている可能性もあります。
ドレッシングやソース、カレールウなども小麦粉が使われていることが多いので、市販品は成分表示に注意して選ぶようにしましょう。
一度和食オンリーにして、プチグルテンフリー生活を試してみるのもアリではないでしょうか。
和食で週末プチグルテンフリーを試してみては
日本は米が主食の和食があり、実はグルテンフリーとは親和性の高い食文化です。日頃パンやパスタが多くグルテンが多めの方は、週末グルテンフリーを意識してみては?
和食が豊富な日本なら、グルテンフリーでも食べられるものはたくさん。たまにはグルテンをお休みして、体の違いを感じてみてくださいね。