オフフレーバーとは?
オフフレーバーは、ビールの美味しさを損なう香りのことを言います。たとえば、グレープフルーツの香りを楽しめるビールから、タマネギのような香りがするといったことも。徹底して品質管理をされていますので、基本的にはオフフレーバーがすることはありませんが、知っておいて損はないでしょう。
保存中のオフフレーバー
私たちの手元に渡るまでに、様々な経路をたどってきます。その過程で発生しやすいオフフレーバーが以下の3つ。
- カーブボード臭
- 老化臭
- 日光臭
カーブボード臭とは、ダンボールに似た臭いです。老化臭は、違和感があり甘い臭い。日光臭はポピュラーなオフフレーバーで、日光や蛍光灯などの光が当たることで発生し、焦げたような香りがビールの味わいを損ないます。
醸造中のオフフレーバー
保存中だけでなく、ビールの醸造中にもオフフレーバーは発生してしまいます。
- ダイアチセル
- 硫化ジメチル (DMS)
- 焦げ臭・ゴム様の香り
ダイアチセルは、バターの香り。硫化ジメチル (DMS)は、煮た野菜やキャベツ。焦げ臭・ゴム様の香りは、字のままの香りです。醸造中に発生するオフフレーバーは、どれも非常にビールの風味を損なうものです。
まとめ
オフフレーバーは、必ずしも悪いものというわけではなく、ビールの個性として捉え、楽しむこともできます。知識を深めて、自分の好みや許容範囲を探り、より深くクラフトビールを味わいましょう。