イソフラボンとは?
イソフラボンとは大豆の胚芽部分に特に多く含まれる成分で、ポリフェノールの一種とされています。女性ホルモン(エストロゲン)と良く似た構造をしており、「植物性エストロゲン」とも呼ばれることも。
そのため、不眠や抑うつ・めまい・イライラなどの更年期症状の改善をサポート。また、摂取することで加齢による老化の速度を緩めてくれる効果が期待できます。
イソフラボンが男性にもおすすめな理由
イソフラボンが男性にも効果的な理由はまず「薄毛予防」。大豆イソフラボンにはAGA(男性型脱毛症)の原因物質のひとつである「5αリダクターゼ」の働きを抑えるため、薄毛予防に効果が期待されると言われています。
5αリダクターゼが活性化すると、「DHT(ジヒドロテストステロン)」という薄毛ホルモンが発生し毛の成長期を短くするので、十分に育っていない毛が増えて薄毛へとつながってしまう可能性も。
そこで大豆イソフラボンを摂ることで、5αリダクターゼの働きを抑制し毛髪トラブルを前もって緩和してくれます。
また、大豆イソフラボンには血液中の赤血球の粘度をサラサラにして血行を良くする効果が期待できるので、生活習慣病予防にも。
そして、男性ならではの器官トラブル「前立腺肥大」を改善するということもわかっています。多くの男性の前立腺肥大は、活性型男性ホルモンが悪玉男性ホルモンに変化することで起こるトラブル。
したがって、大豆イソフラボンを摂取することで悪玉男性ホルモンの作用を弱めることがわかっているので最近では、医師も前立腺肥大の予防にイソフラボンを勧めているそうです。
イソフラボンが多く摂れる食品
イソフラボンが多く摂れる代表的な食品は、
- 豆腐
- 納豆
- おから
- きなこ
- ゆば
などがあります。これらは日本の伝統的な食生活を支えてきたものばかり。最近では「豆乳」なども好んで飲まれています。
まとめ
今回はイソフラボンは女性だけでなく、男性にも嬉しい効果をもたらしてくれることをご紹介しました。
イソフラボンは大豆製品に多く含まれている成分。イソフラボンを多く含む食品のバリエーションも多いので、自分の摂りやすいものを選んでみてください。
年齢を重ねるごとに薄毛・前立腺肥大・生活習慣病のリスクは高まります。大豆イソフラボンを早めに摂取し、男性特有のトラブルを予防しましょう。